琉球七御嶽NANJO, OKINAWA
MODEL ROUTE

三日で、四つを拝む。

2泊3日レンタカー1日目は玉城・百名、2日目は知念3日目は久高島に一日

THE FULL COURSE

なぜ、三日なのか

南城市には、琉球開闢七御嶽のうち四つがあります。
その四つすべてを、朝と夕をはさんで拝む。これがこのサイトの中心にある旅です。

朝と夕に、二度拝む

この土地には、朝神アサカン夕神ユウカンという言葉があります。 朝に拝み、夕に拝む。日に二度——そういう習慣が、実際にありました(『南城市の御嶽』)。

太陽は、毎日ちがう場所から昇ります。南城市(斎場御嶽の位置)で計算すると、こうなります。

時期日の出昇る方角(真東=90°)
夏至(6月21日)05:3863° =真東より北寄り
春分・秋分ごろ06:1390° =ほぼ真東
冬至(12月22日)07:13116° =真東より南寄り

夏至と冬至では、昇る位置が 53度も動きます。時刻も1時間35分ちがいます。 三日の滞在で変わるのは、ほんのわずかです——それでも、同じ場所に二度立つと、一度目には見ていなかったものが見えます。

日の出の時刻と方角は計算値(斎場御嶽 北緯26.169度・東経127.827度)。公開前に実測で確かめます。

朝と夕を、旅のあいだの日課にしてみてください。
「この土地の人は、日に二度、同じことをしてきた」と知ったうえで同じ時間に立つ。 それだけで、目の前の空が別のものに見えます。
観光地を数える旅とは、持ち帰るものが変わります。

久高島に、一日をあてる理由

久高島は、行って帰るのに船が二回必要です。そして船の便は多くありません。

  • 安座真港 発 フェリー 08:00 / 11:00 / 15:00(約25分) 高速船 09:30 / 13:00 / 17:00(約15分)
  • 徳仁港 発 フェリー 10:00 / 14:00 / 17:00 高速船 08:30 / 12:00 / 16:00

つまり、朝いちばんの船で渡っても、次に戻れるのは数時間後です。 島には信号もコンビニもありません。その数時間を、歩くか、自転車で回るか、座って海を見るかに使います。

この「戻れない時間」が、久高島のいちばん良いところです。 急ごうとしても急げない。だから、島の時間のほうに合わせることになります。

船の時刻は久高海運のオープンデータより。公開前に最新のダイヤで確認します。

  1. 1日目

    海から、はじまる

    アマミキヨが海から上がったと伝わる一帯から入ります。

    • 午後 浜川御嶽・ヤハラヅカサ(百名)満潮だとヤハラヅカサは海に沈みます。潮を見てから
    • 夕方 藪薩御嶽※見学の可否を確認中
    • 日没前 新原ビーチで、海に向かって手を合わせる一日目の夕神(ユウカン)
    •  玉城・百名あたりに泊まる
  2. 2日目

    朝の光と、内陸の御嶽

    • 日の出 東の海から昇る朝日南城市は本島の東側。アガリ(東)は太陽が上がる方角です
    • 午前 雨つづ天つぎ御嶽(玉城城跡)一枚岩をくり抜いた城門の先。石段が急です
    •  垣花樋川、または奥武島
    • 午後 斎場御嶽券は南城市地域物産館で。約60分。三庫理は立ち入り制限が行われております
    • 夕方 知念岬公園から久高島を望む明日渡る島を、先に遠くから拝んでおきます
    •  知念に泊まる
  3. 3日目

    久高島へ

    先に 久高島の祈りと島民の想い を読んでからお渡りください。

    • 08:00 か 09:30 安座真港から船フェリー約25分/高速船約15分。乗り場は安座真港バス停から徒歩2分
    • 午前 島を歩く。フボー御嶽は入口から拝みます入らないことが、ここでの参拝です
    •  伊敷浜五穀の種子の入った壺が流れ着いたと伝わる浜。ニライカナイとの接点とされます
    • 16:00 か 17:00 徳仁港から船で戻る戻る便を先に決めてから、島を歩きはじめてください

    船は、風と波でしばしば止まります。 止まった日は、安座真港・知念岬・斎場御嶽から遠くを拝んでください。 遠くから拝むという作法があります。 行けなかったのではなく、そういう拝み方をした日になります。

夜と朝に、ひとつだけ

難しいことはしません。ひとつだけです。

夜、宿で

明日行く場所のページを、ひとつだけ開いておく。 読まなくても構いません。開いておくだけで、翌日の見え方が変わります。

朝、出かける前に

昨日見たものの名前を、ひとつだけ思い出す。イビ」「ウトゥーシ」「アガリ」——ひとつでいい。

同じページを、行く前・その場・帰ってからの三回開けるように作ってあります。 三回読むと、覚えようとしなくても残ります。

この三日で拝む四つ

  1. 浜川御嶽・ヤハラヅカサ周辺 → 藪薩御嶽
  2. 雨つづ天つぎ御嶽
  3. 斎場御嶽
  4. フボー御嶽(入口から)

予定に入らなかった場所も、遠くから拝めます。
時間が足りなかった。船が止まった。足を痛めた。——どの場合も、 ウトゥーシ(遥拝)という作法があります。 その場所へ行かず、方角に向かって遠くから拝む。 これは代わりではなく、古くからの正式な拝み方です。 行けなかった場所は、行けなかったのではありません。そう拝んだ場所になります。

残る三つ——安須森御嶽(国頭村)、クボウ嶽(今帰仁村)、首里真玉森御嶽(那覇市)——は市外にあります。 いずれも同じ琉球のはじまりの場所です。訪ねる方は、それぞれの地域の案内をご覧ください。

朝神・夕神、アガリカタ(東方)、伊敷浜と五穀の壺:南城市『南城市の御嶽』(2018年)/ 『なんじょうデジタルアーカイブ 歴史文化語彙一覧』
所要時間と船の便は目安です。公開前に実際に歩いて確定させます。

時刻を入れた三日の行程

順番に意味があります。海から上がった神が内陸へ向かった順にたどると、四つが一つの物語になります。
三日目まるごとを久高島にあてるのは、船の便がそれを求めるからです。

1海から、はじまる
  1. 13:00
    那覇空港を出る

    南部までレンタカーで約40分。

  2. 14:00
    浜川御嶽・ヤハラヅカサ(百名)

    アマミキヨが海から上がったと伝わる一帯。満潮だとヤハラヅカサは海に沈みます。潮を見てから。

  3. 16:00
    藪薩御嶽

    ※見学の可否を確認中。記事

  4. 18:00
    新原ビーチで、海に向かって手を合わせる

    一日目の夕神(ユウカン)。

  5. 19:00
    玉城・百名あたりに泊まる

    翌朝の光を見るために市内に泊まる。宿を見る

2朝の光と、内陸の御嶽
  1. 日の出
    東の海から昇る朝日

    南城市は本島の東側。アガリ(東)は太陽が上がる方角です。時刻は季節で1時間半ちがいます(上の表)。

  2. 09:00
    玉城城跡・雨つづ天つぎ御嶽

    一枚岩をくり抜いた城門の先。石段が急です。記事

  3. 11:00
    垣花樋川、または奥武島

    歩く日にするか、海を見る日にするか。

  4. 12:30
    昼食(奥武島)

    揚げたての島天ぷらを海を見ながら。

  5. 14:00
    南城市地域物産館で入場券を買う

    斎場御嶽の券売所はここ。御嶽の入口までは徒歩およそ7分。

  6. 14:20
    斎場御嶽

    御門口で一礼してから。約60分。三庫理は立ち入り制限が行われております。作法

  7. 16:30
    知念岬公園から久高島を望む

    明日渡る島を、先に遠くから拝んでおきます。ウトゥーシ(遥拝)

  8. 17:30
    知念の宿にチェックイン

    翌朝の船に間に合わせるため、港の近くに泊まる。宿を見る

3久高島へ

先に 久高島の祈りと島民の想い を読んでからお渡りください。

  1. 08:00
    安座真港からフェリー

    約25分。09:30の高速船なら約15分。乗り場は安座真港バス停から徒歩2分。

  2. 午前
    島を歩く。フボー御嶽は入口から拝む

    入らないことが、ここでの参拝です。拝み方

  3. 伊敷浜

    五穀の種子の入った壺が流れ着いたと伝わる浜。ニライカナイとの接点とされます。

  4. 16:00
    徳仁港から高速船で戻る

    17:00のフェリーが最終便です。戻る便を先に決めてから、島を歩きはじめてください。

  5. 夕方
    那覇空港へ戻る

    所要時間は公開前に実走して確定します。

船は、風と波でしばしば止まります。 止まった日は、安座真港・知念岬・斎場御嶽から遠くを拝んでください。 遠くから拝むという作法があります。 行けなかったのではなく、そういう拝み方をした日になります。

このルートで泊まる

三日のうち二泊。1日目は玉城・百名、2日目は港に近い知念。日付を指定してそのまま予約。

宿を見る

これから用意する体験

まだ販売していません。押していただいた数を、開発の優先順位に使います。

確認状況
  • 所要時間は目安。公開前に実走して確定
  • 船便時刻、藪薩御嶽の立入可否:未確認